HDD交換の為の下準備

 以前、外付けHDDへのバックアップを試した時は、chkdsk不良セクターが出ていた。

 その時点でも、 /F オプションでchkdskを試したのだが、再起動時にスケジュールがスキップされて上手くいかなかった。

 その後、HDDにダーティーフラグを立てて強制的に/Fオプション付きのchkdskを試みるという方法をとってみた。一回ではうまくいかず、何度か繰り返すとchkdskが実行された。起動時にchkdskが実行される前に走ってしまうプロセスがあるのかもしれない。結局2~3回はchkdsk /F の実行に成功したらしい。

 現時点でのchkdskの結果は以下の通り。

 

Microsoft Windows [Version 6.1.7601]
Copyright (c) 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\Windows\system32>chkdsk c:
ファイル システムの種類は NTFS です。
ボリューム ラベルは Windows7_OS です。

警告: /F パラメーターが指定されていません
CHKDSK を読み取り専用モードで実行します。

CHKDSK はファイルを検査しています (ステージ 1/3)...
1188608 個のファイル レコードが処理されました。
ファイルの検査を完了しました。
3306 個の大きなファイル レコードが処理されました。
0 個の問題のあるファイル レコードが処理されました。
0 個の EA レコードが処理されました。
71 個の再解析レコードが処理されました。
CHKDSK はインデックスを検査しています (ステージ 2/3)...
1398178 個のインデックス エントリが処理されました。
インデックスの検査を完了しました。
0 個のインデックスなしファイルがスキャンされました。
0 個のインデックスなしファイルが回復されました。
CHKDSK はセキュリティ記述子を検査しています (ステージ 3/3)...
1188608 個のファイル SD/SID が処理されました。
セキュリティ記述子の検査を完了しました。
104786 個のデータ ファイルが処理されました。
CHKDSK は Usn ジャーナルを確認しています...
100% 完了 (36847616/36850352 の USN 36850352 バイトが処理されました)
36850352 バイトの USN が 処理されました。
Usn ジャーナルの確認を完了しました。
ファイル システムのチェックが終了しました。問題は見つかりませんでした。

474867711 KB : 全ディスク領域
403893216 KB : 948663 個のファイル
434716 KB : 104787 個のインデックス
0 KB : 不良セクタ
1309239 KB : システムで使用中
65536 KB : ログ ファイルが使用
69230540 KB : 使用可能領域

4096 バイト : アロケーション ユニット サイズ
118716927 個 : 全アロケーション ユニット
17307635 個 : 利用可能アロケーション ユニット

C:\Windows\system32>

見掛け上の不良セクターはなくなったが、HDDの障害が改善されたわけではない。

f:id:muh:20180308213508p:plain

f:id:muh:20180308220253p:plain

 前回のバックアップはchkdsk不良セクタが発見されていたが、今現在では出ていない。淡い期待を抱いて、もう一度バックアップを試してみてもいいが、時間が無茶苦茶かかるので面倒。既に取得済みのデータにシステムも含めた差分のみのバックアップなら時間短縮できればいいのだけど、それが可能ならクローニングも可能だろう。

 

 HDD交換時、必要なソフト、検討すべきソフトは以下の通り

  リカバリーメディアはQドライブから作成するが、一度リカバリーメディアを作成すると内容が変わってしまうので、事前にQドライブの内容を外付けHDDにコピーしておく。Qドライブの内容を可視化するには、エクスプローラーの設定で、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」のチェックを外す必要がある。

 実際のリカバリーメディアの作成は、スタートメニューからLenovo ThinkVintage Toolsを開き、Factory Recovery Diskから行う。普段はThinkVintage ToolBoxを使っているので、ちょっと探し回ってしまった。

 クローニングに成功したら、リカバリーメディアは使わないのだが、ここは後々安心して使う為にも作っておいた方がいい。

 リカバリーメディア作成後、試すのはDiskWizardによるHDDのクローニング。新規の購入したHDDをケースに入れてNTFSでフォーマット後、クローンを試す。成功したら、HDDを交換して作業終了。

 クローニングに失敗したら、Windowsバックアップ、ThinkVintage Rescue and Recovery、DiskWizardの順にシステムバックアップを試す。

  システムバックアップに成功したらHDDを交換し、リカバリーメディアからシステムを復元する。新規インストール後復元するか、リカバリーメディアでブーツ後直接復元できるかは、やってみないと判らない。

 最悪は新規HDDにリカバリーメディアから新規のインストールを行い、旧HDDをケースに入れてUSBで接続。アプリとデータを地道に復元する。Microsoftの再認証の必要の有無については、どっからどこまでが必要なのかわからない。

 E420のHDD交換の記事はネット上に複数あるので、作業前に調べておく。