HDDのシステムとデータ移行の為のあれこれ

 HDD交換にあたっての第一希望の方法はDiskWizardによるHDDのクローン。

 DiskWizardでは、ブータブルなUSBメディアを作成できるので、バックアップがあればUSBでブートして復元できる。

 リカバリーメディアでも同様の事が可能かもしれないが、メディアサイズが大きいし対応できるのはWindowsだけになる。また工場出荷時への復元、バックアップからの復元は可能だが、HDDのクローンには対応していない。

 

 ThinkVintage Rescue and RecoveryはIBM時代からの伝統的なリカバリーツール。ちょっと期待していたのだが、情報が少なすぎて、現状はどうなっているのか詳細が良く判らない。Lenovoに移管され日陰の存在になってしまったようだ。

 今判っている事は、起動時にF11を打鍵すると、 使用言語の選択を促すダイアログが表示された後に、Rescue and Recoveryが起動する。リカバリーの為のリソースが格納されているQドライブから起動しているのだろう。WindowsPEベースのシステムだろうか。

 CドライブのパーテーションからWindowsが起動不能になった場合、Qドライブのパーテーションからブーツして修復する事になる。ただしHDDそのものが物理的クラッシュしてしまえば対応は不可能。

 それに備えてのブータブルメディアが、ThinkVintage toolsで作成するリカバリーメディアという事になる。Thinkpadリカバリーメディアはシステムバックアップがなくても、真新しいHDDに工場出荷時の状態を再現できる。当然その後、Windowsのアップデートとデータの復元が必要になる。とても面倒臭そう。また再現されたHDDにQドライブが復元されるかどうかは不明。また真新しいHDDをインストール後、リカバリーメディアからブートして工場出荷時のOSをインストールせずシステムバックアップからOSを復元できるかどうかも不明。