DiskWizard マニュアル サブノート

 マニュアルからの抜書きと注釈

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... とあるので、ちょっと古い内容かもしれない。

1.2.2 サポートされるオペレティング システム
Seagate DiscWizard は、次のオペレーティング システムでテスト済みです。

  Windows8.1以降が含まれていないが、実際はどうか判らない。単にマニュアルが2015年以降改定されていないだけかもしれない。

 とりあえずは、今回Windows7が対象なので関係ない。

Seagate DiscWizard では、Intel または AMD ベースの PC オペレーティング システム(Linux® を含む)を実行するコンピュータ上のディスク/パーティションをバックアップしてリカバリするためのブータブル CD-R/DVD-R を作成することもできます。(インテル ベースの Apple Macintosh はサポートされていません。)

 とも明記されている。

 Windows上にDiskWizardがインストールできないとしても、作成済みのブータブルメディアがあれば、何とかなりそうな気がする。

1.2.3 サポートされるファイル システム

  Windowsファイルシステムに関しては何の問題ない。

* Ext2/Ext3/Ext4、ReiserFS、および Linux SWAP ファイル システムは、ディスクまたはパーティション バックアップ/復元操作用にのみサポートされています。Seagate DiscWizard では、これらのファイル システムに対してはファイル レベルの処理(ファイルのバックアップ、復元、検索だけでなく、イメージをマウントして、そのイメージからファイルを復元)は実行できません。これらのファイル システムが採用されているディスクやパーティションへのバックアップを行うこともできません。

  Windows以外のファイルシステムに対しては、ディスク/パーティションの複製しかできないという事を言っている。 

2.2 ファイルバックアップとディスク/パーティションイメージの違い 
 デフォルトでは、データを含むハード ディスク内のセクタのみが Seagate DiscWizard によって保存されます。また、Seagate DiscWizard の場合、Windows XP 以降の pagefile.sys や hiberfil.sys(コンピュータが休止状態になる際に RAM の内容を保持するファイル)はバックアップされません。その結果、イメージ ファイルのサイズが小さくなり、イメージ ファイルの作成と復元に要する時間が短縮されます。
 このデフォルトの方法を変更するには、セクタ単位モードをオンにします。この場合、Seagate DiscWizard では、含まれるデータだけではなく、すべてのハード ディスク セクタがコピーされます。

  セクタ単位モードは、ダイアログにチェックボックスが表示される。Windows系以外のファイルシステムをクローンする時もセクタ単位モードにする必要がある。また、不良セクタが存在しても、ありのままにコピーするので、エラーにはならないらしい。

 セクタ単位モードがチェックされていない場合、DiskWizardはバックアップ復元時にディスクイメージを動的に再構成しているものと思われる。今回はその方が都合が良いので、セクタ単位モードはチェックしていない。読み取りエラーは無視させた。 

3.2.12 エラー処理 
[不良セクタを無視する](デフォルトでは無効): このオプションは、ディスクとパーティションのバックアップのみが対象です。このオプションを有効にすると、ハードディスク上に不良セクタがある場合でもバックアップを実行できます。ほとんどのディスクには不良セクタはありませんが、ハードディスクを使い続けるうちに、不良セクタの発生する可能性は高くなります。ハード ドライブから異音が聞こえる(たとえば、動作中にかなり大きなクリック音や摩擦音が発生する)場合は、ハードディスクが故障しかかっている可能性があります。ハード ドライブが完全に故障してしまうと、重要なデータが失われるおそれがあるため、できる限り早くドライブをバックアップする必要があります。しかし、故障しかかっているハード ドライブには既に不良セクタがあるかもしれません。[不良セクタを無視する] チェックボックスがオフの場合は、不良セクタで読み取りまたは書き込みエラーが検出されるとバックアップが中止されます。このチェックボックスをオンにすると、ハードディスク上に不良セクタが存在していてもバックアップは実行できるので、ハード ドライブから可能な限り最大の情報を保存することができます。

  今回はバックアップ実行中のダイアログ上のアラートで「すべて無視」を選択したが、バックアップの設定でも可能。処理中にダイアログやメッセージを表示せず、バックアップ時のエラーを無視するサイレントモードも存在する。

3.3.1 バックアプ処理メニュー
バックアップ処理メニューからは、選択したバックアップに関して実行できるその他の操作に簡単にアクセスできます。 
3.3.2 バックアプのベリファイ
バックアップからデータを復元できるかどうかを確認するベリファイ処理です。
Windows でのバックアップのベリファイ
 バックアップ全体をベリファイする手順は、次のとおりです。
  1.  Seagate DiscWizard を起動し、サイドバーの [バックアップ] をクリックします。
  2.  バックアップの一覧からベリファイするバックアップを選択して、[操作] をクリックし、[ベリファイ] をクリックします。
スタンドアロン バージョンの DiscWizard でのバックアップのベリファイ(ブータブル メディア)
 特定のバックアップ バージョンまたはバックアップ全体をベリファイする手順は、次のとおりです。
  1.  [復元] タブで、ベリファイするバージョンを含むバックアップを見つけます。バックアップがリストに表示されていない場合、[バックアップの参照] をクリックし、バックアップのパスを指定します。DiscWizard がこのバックアップをリストに追加します。
  2.  バックアップまたは特定のバージョンを右クリックし、[ベリファイ] をクリックします。これで、ベリファイ ウィザードが開きます。
  3.  [実行] をクリックします。 
4 データの復元

 PCが起動できない場合の対応。ブータブルメディアのDiskWizardの使用が前提となっている。 

4.1.1.2 復元の準備
ブータブル メディアの配下でイメージの検証を実行します。Windows での検証中に読み取ることができるバックアップを、Linux 環境でも常に読み取れるとは限りません。 

 起動不可になってしまったシステムをブータブルメディアを使って復元する為には、正常に起動できていた時のセクター単位モードでバックアップされたデータを使うのが無難。HDDに物理的な損傷がなければ、オリジナルのHDDに復元するのが理想的だが、そうでなければ代替HDDの容量とかジオメトリに気を配る必要がでてきそう。

 そこまで追い込まれればやらざるを得ないが、下記のドライブレターの問題もあり、Windows環境での処理で対応できるのならそれに越した事はない。

ハード ディスク ドライブのすべてパーティションに一意の名前(ラベル)を割り当てます。これにより、バックアップを含むディスクを見つけることが容易になります。
Seagate DiscWizard のレスキュー メディアを使用すると、Windows でのドライブの識別方法とは異なるディスク ドライブ文字が作成されることがあります。たとえば、スタンドアロン版の Seagate DiscWizard の D: ディスクが、Windows の E: ディスクに対応していることもあります。

  現環境でも試行時システム領域のパーテーションにドライブレターDが付与されて混乱した。Windowsの修復では、ブータブルメディアは作って動作するかどうかを確認しておく事は必要だが、実際に使って作業するのは、どうしようもない時と思っておく。

5 ディスクのクローン作成と移行 
これは、1 つのディスク ドライブの内容全体を別のディスク ドライブにコピーする処理です。たとえば、容量の大きい新しいディスクに、オペレーティング システム、アプリケーション、データのクローンを作成する場合、この処理が必要になることがあります。このことは 2 つの方法で実行できます。
  •  ディスクのクローン作成ユーティリティを使用する方法 『53ページ 』。
  •  古いディスク ドライブをバックアップし、その後新しいディスク ドライブに復元する方法 『36ページ 』。

  バックアップデータを退避させる為の外付けディスクがない場合、ディスクのクローン作成ユーティリティを使用する方法を使う事になる。 

 『36ページ 』とは、ブータブルメディア配下の新しいディスクへのシステムの復元を指している。この場合、現行のHDDは取り外してしまう事になるので、確かにリスクは少なくなる。

 ただ、クローン作成ユーティリティを使用する方法であっても、

 マニュアルでは、Windowsでは外付けUSBハードドライブから起動できない事を指摘した後に、 

転送を効率的に行うには、転送先(新しい)ドライブをコンピュータに取り付けてから、転送元ドライブを別の場所(たとえば外付けの USB エンクロージャ)に取り付けます。特にラップトップ コンピュータの場合は、このとおりにすることをお勧めします。

  としており、これだとブータブルメディアからDiskWizardを使わざるを得ない。

 確かに転送速度からすれば、USBよりSATAの方が良いかもしれない。マニュアルが薦めているので、素直にその通りにするのがいいかもしれない。駄目ならやり直せばよい。(ケースに入れたHDDをUSBで接続し、それをターゲットにしてクローンを作成し、その後HDDを入れ替えるのでは駄目かという思いもある。) 

5.1 一般情報 
オペレーティング システムやインストールするアプリケーションが使用できる十分な領域がハードディスクにないと、ソフトウェアのアップデートや新しいアプリケーションのインストールを行うことができなくなります。この場合は、システムを大容量のハードディスクに移行する必要があります。

  ここでの作業は障害への対応ではなく、容量不足に伴うHDDの入れ替えを前提にしている。

 

 今後の作業の方針

 ブータブルメディア配下の新しいディスクへのシステムの復元で行う。

 現在、バックアップとブータブルメディアが存在しているので、万が一の場合でも一応の対応はできる。拙速に作業を進める必要はない。

 但し、事前にバックアップデータのベリファイ等の事前調査は行っておく。

3.3.2 バックアプのベリファイ
 バックアップからデータを復元できるかどうかを確認するベリファイ処理です。
Windows でのバックアップのベリファイ
バックアップ全体をベリファイする手順は、次のとおりです。
  1. Seagate DiscWizard を起動し、サイドバーの [バックアップ] をクリックします。
  2. バックアップの一覧からベリファイするバックアップを選択して、[操作] をクリックし、[ベリファイ] をクリックします。
スタンドアロン バージョンの DiscWizard でのバックアップのベリファイ(ブータブル メディア)
 特定のバックアップ バージョンまたはバックアップ全体をベリファイする手順は、次のとおりです。
  1.  [復元] タブで、ベリファイするバージョンを含むバックアップを見つけます。バックアップがリストに表示されていない場合、[バックアップの参照] をクリックし、バックアップのパスを指定します。DiscWizard がこのバックアップをリストに追加します。
  2.  バックアップまたは特定のバージョンを右クリックし、[ベリファイ] をクリックします。これで、ベリファイ ウィザードが開きます。
  3. [実行] をクリックします。