ここまでやった事

 次回以降は、フォント導入、Shellまわりと日本語表示の為の環境設定、vtの確認などを前回のログを見ながら進める。頂上は仰がずに足元だけ見て行く。

 

 その前にここまでやった事を要約しておく。 

 行った順ではなく行うべき順

  • ノートPCのHDDが不調で元々の500GBのHDDを1TBのHDDに交換した。
  • ディスク容量に余裕ができたので、以前、VirtualBoxにインストールしていたFreeBSD環境を見直す事にした。
  • 内容はほぼ忘れてしまっていたので、ログを読み直した。
  • ログには今となっては意味不明の内容が綴られており、埒が明かないので、この際FreeBSDの新バージョンをインストールした上で、前回の作業を追体験する事にした。
  • VirtualBoxのアップデートも行ったが、VirtualBoxの操作やFreeBSDインストール直後の初期設定等のログは再現性のある形では残していなかった。ドサクサ紛れに作業したので記憶にも残っていない。
  • VirtualBoxの設定はとりあえずの設定でインストールしたFreeBSDが動いてしまっているので、詳細には検討していない。但しストレージの設定については、前回容量に余裕がなかったので可変にしていたが、今回は固定にした。
  • 戸惑ったのは、インストール用のISOイメージを読み込ませる手順。具体的には、使用する仮想マシンを選択した上で、設定(S)をクリックし、設定一覧からストレージを選択し、ストレージデバイスに表示される(空)ディスクアイコンをクリックして、属性:光学ドライブの脇にあるディスクアイコンをクリックして、表示されるISOイメージの一覧から、使用するインストール用のイメージを選択する。

    f:id:muh:20180316013845p:plain

    インストール終了後は仮想マシンの電源を切り、必ず光学ディスクを空にしてから、再起動する。
  • リモートログインする為に、SSH用にVirtualBoxの設定画面からポートフォワーディングを設定する。ネットワーク→高度→ポートフォワーディング。
    まだ、十分理解しているとは云えない。

    f:id:muh:20180317180601p:plain

  • '/etc/rc.donf' を追加。内容は前回の10.3の環境で使ったものをほぼ丸パクリ。前回どこからパクってきたかは不明。内容は以下の通り。(未インストールのPostgrSQL起動に関する行は削除した。)
     hostnameはインターネットに発信するわけではないので、識別できれば何でもいい。ifconfig_em0="DHCP"は構内ネットワーク上の固有IPアドレスDHCPから得るという意味だろう。ipv6については皆目判らない。どこからパクってきたかも覚えていない。もしかしたら最初からあったのかもしれない。コメントアウトしても問題なかったのでなかった事にする。sshd_enable="YES" でsshでの接続が有効になる。moused_enable="YES"、CUIなのでマウスは使わない。これもコメントアウト
    hostname="FreeBSD-11.1-RELEASE-i386"
    ifconfig_em0="DHCP"
    # ifconfig_em0_ipv6="inet6 accept_rtadv"
    sshd_enable="YES"
    # moused_enable="YES"
  • 上記のrc.confの記述がなければ、sshdが立ち上がらない。また、
    # freebsd-update fetch
    # freebsd-update install
    # pkg update
    も実行できない。
    '/etc/rc.donf' を追加後、リブートし上記の3コマンドを実行。
  • デフォルト設定では、rootはリモートログインできない。設定を変更すれば可能らしいが、セキュリティー上、リモートログインが必要な場合は、wheel groupに属するユーザーでログインし、ログイン後 su で root 権限を得て作業するのが正しい。
  • ユーザーの wheel への参加は /etc/group を編集して行う。/etc/passwd の編集でも可能だが、group の方はグループ行へのユーザーを列挙、passwd の方はユーザー行へのグループの列挙の違いがある。メンテナンス性は group への記述の方が望ましい。ユーザー追加時のグループ設定はpasswdへの記述になるので、ユーザー追加時でのグループ設定は行うべきではない。
  • ユーザー 'muh' は '/home/muh' にログインするべきだが、インストール直後には存在しないので、作ってやる必要がある。
    但し、'/home' は '/usr/home' へのシンボリックリンクで '/usr' はディレクトリとして存在している。つまり、'/usr/home' と '/usr/home/muh' を作成してやる必要がある。
  • RLoginにサーバーへのアクセス情報を登録し、RLoginからVirtualFreeBSDへのリモートログインが可能である事を確認。
    Entryは任意の識別名、Serverは 'localhost'、Userはログイン名、termは'xterm'、kanjiは'UTF8'、SocketはVirtualBoxのポートフォワーディングで設定したホストポート番号を入力する。

 

 それにしても謎なのは、'/etc/rc.conf'。10.3インストール時のログを何度読み直しても、'/etc/rc.conf'はインストール時から存在していて、sshdは最初から立ち上がっていたようだ。もう一度、10.3をインストールすれば裏が取れるのだが、面倒臭い。