11.1を再度インストール

 どうも11.1の rc.conf が見つからなかった理由はインストールにミスがあった為。追加ユーザーのホームディレクトリが存在しなかったのも同様。

 というわけで、再度インストールする事にする。

 

 今回は別グループにする。本当ならzfsにしたいところだが、まだ情報が少ないので、今回も前回同様、デフォルト任せにする。

 

 仮想マシンの名称は、FreeBSD11_1std。デフォルトの標準構成という意味。

 ハンドブックによれば、

FreeBSD をインストールするためには、 少なくとも 96 MB の RAM および 1.5 GB のハードディスクの空き容量が必要です。 しかしながら、このような少ないメモリやディスク容量のシステムは、 組み込みアプライアンスのような、 カスタムアプリケーションでのみ適しており、 一般使用のデスクトップのシステムでは、 より多くのリソースが必要となります。 2-4 GB RAM そして少なくとも 8 GB のハードディスク容量を検討してください。

 今回作成する仮想マシンはレファレンス用なので、推奨される「2-4 GB RAM そして少なくとも 8 GB のハードディスク容量」までは必要ないと思う。当面はXは使わずCUIだけで行くので問題はないだろう。メモリー容量を割きすぎると、複数のマシンを立ち上げた時、厳しくなる。ディスク容量は2GBで設定した時、Emacsがディスクフルでインストールできなくなった事があるが、あくまでリファレンスなので、コンパクトな実装を目指し、必要ならスケールアップした仮想マシンを別に作成する。

 メモリーサイズ512MB、ハードディスク容量4GBで試してみる。

 ハードディスクのファイルタイプはVDI、固定サイズで新規に作成する。

 使うか使わないかは判らないが、ハードディスクFreeBSD11_1BUをバックアップ用に追加する。これは本来のバックアップを目的にするのではなくて、バックアップの練習とシステムのポータビリティを実験するために使う。

 パーテーションスキームはデフォルトのMBRを選択。リファレンスだから無難に行く。GPTとかZFSを使いたければ別途作ってみればいいだけ。

 

 インストールに関して、オプションのシステムコンポーネントを最小で行くか最大で行くか少し迷ったが、位置づけがリファレンスなので、最大で行く。インストールに時間がかかるのは、ISOイメージに無いシステムコンポーネントをインターネット上から持ってくるからで、必要のないもののインストールを省けばスピードアップできるのだが、インストール後改めてインストールした時、比較できるものがなければ困る。(docは英語版より日本語版が欲しいので、本当は必要ない。またデバッグ用のコンポーネントもそれを使うくらいのスキルがあれば、問題なくマニュアルでインストールできるだろう)

 いずれにせよ、32bitのFreeBSDインストーラーからインストールするのは、今回の一連の作業で終わりにさせたい。特に、インストーラーから当面必要なシステムコンポーネントまでダウンロードし展開、インストールするのは、この作業で終わりにする。その意味でのレファレンス用。

 仕事でやっているわけではないので、楽しむ事が大切。繰り返して同じような事を何回もやるのにも意味はある。

 ポートは適当に使っているので、バッティングすると鬱陶しい。

 インストールではIPv6の設定も行ったが、IPv6については殆ど知らないし、IPv6をサポートしていないホスト上の仮想マシンが対応できるのかどうかもわからない。実験的に複数の仮想マシンを立てて、ネットワークの学習するつもりなら、ホストの主記憶が心もとない。

 ntpdは必要ないだろうが、rc.confでコメントアウトすればよいだろう。例によってセキュリティーのオプションは無視する。

 追加ユーザーのshellを今回はtcshにする。

 rootでログイン。/etc/rc.confで必要のないサービスをコメントアウトする。

 とりあえず、ntpdがサーバーが見つからないと文句を言ってきて、編集画面にまで割り込んで煩いのでコメントアウトし、バックアップ用の/etc/rc.conf.originalを作っておく。

 /etc/group を編集して追加したユーザーをwheelに加える。バックアップ用の/ect/group.originalを作っておく。

 shutdown -p now で電源を切る。

 起動して、RLoginから追加ユーザーでログイン。ホームディレクトリとSUできる事を確認。プロンプトが%になっているので、tcshになっているのだろう。

 これで追いついたので、次は日本語化の検討になるが、ついでなので、上で定義してOSをインストールしたハードディスクを流用した仮想マシンをもうひとつ造り電源を入れたら、普通に立ち上がった。

 次にGPTで試してみる。時間をかけたくないので、port-treeにみインストール。GPTを試してみるだけなので、自動で作成する。ファイルシステムの見本のようなもの。(port-treeもいらなかったかも、baseとkernelだけでいい。)

 起動時サービスはsshdとdumpdevだけ。

 更に、ZFSも試してみたいが、仮想ドライブでRaidを組むのは本物のドライブの負担が大きくなってえらく遅くなりそう。

 ファイルシステムについては、知識よりも慣れが大切。飽きるまで試せるのが仮想マシンの最大のメリット。

 

 ディスクとファイルシステムに凝るなら、インストーラーのダイアログを使わずにshellを使って操作するのが確実かもしれないが、複数のディスクを使えば自動でブートパーティションが生成される。

 dmesgで追加したハードディスクは見える。

 fstabを見たところ、マウントはされているようだ。