学習と実用、VirtualBoxのブリッジ接続、家庭内ネットワークの調査

 実用を優先して、その場しのぎで先に進んで行くと、行き詰った時にそこで終わってしまう。学習と理解を優先すると、停滞して先に進めず、煮詰まってしまう。

 仮想マシンなら、費用がかさむ事はないし、場所をとる事もない。これが実機なら、せっかく機嫌よく動いているシステムに手を入れたくはない。ネットワークはその最たるもの。

 

 さて、ブリッジ接続とは、、

 一言で言えば、異なるネットワークをひとつのネットワークとして扱うための接続方法。

 判ったような判らないような解説を付け加えると、

 VirtualBoxのブリッジ接続では、ホストであるWindowsが属しているネットワークと、ホスト上の仮想環境は別のネットワークだが、異なるネットワーク間にVirtualBoxの仕組みが橋渡しし、ひとつのネットワークのように見せかける。

 自分で書いていて何だが、何も知らないよりはマシだが、知っていたところで、たいして役に立たない解説だ。

 もう少し、細かく解説してみると、

 VirtualBoxの機能のひとつに、ルーターとしての役割がある。ホストのWIndowsはインターネットに繋がるルーターの配下にあるが、そのルーターにホストのWindowsを介してカスケードで接続されている。その接続方法の設定として、ブリッジ接続がある。

 

 

 家庭用のネットワークでもADSLのTAやらWifi接続用の無線ルーターやら物理的機材が複数があって、ややっこしいのだが、DHCPはTAにあり、このTAが家全体のルーターの機能を担っている。ADSL契約をした時、プロバイダーから送られてきた機材の設定を一切いじらずにそのままつかっている。

 (無線ルーターは、E420を購入したタイミングで導入している。それ以前はISDNを使っていて、ベストセラーだったISDN用のTA 'MN-128SOHO' をルーターとして使っていた。)

 無線ルーターは、Aterm WR8700N。購入してきて、ごそごそやっているうちに繋がったので、結果オーライであまり深く考えずに使ってきた。一般家庭のネットワーク設定なんてそんなもの。プロバイダーの契約時の付帯サービスで行われる似たようなものだろう。下手にいじって、繋がらなくなると困るので、あまり弄らないようにしてきた。

 

 改めて確認してみると、TAとAtermの関係がよくわからない。

 AtermIPアドレスは、TAのDHCPから割り振られたものなのか?

 nbstat -A <AtermIPアドレス> を打ち込むと、

 

ワイヤレス ネットワーク接続:
ノード IP アドレス: [192.168.0.4] スコープ ID:

NetBIOS リモート コンピューター ネーム テーブル

名前 種類 状態
---------------------------------------------
ATERM-DC1649 <00> 一意 登録済
WORKGROUP <00> グループ 登録済
ATERM-DC1649 <20> 一意 登録済

MAC アドレス = 00-3A-9D-DC-16-48

 

 ちょっと色々疑問がある。

 実際に、nbstat -A で、打ち込んでいる<AtermIPアドレス>は、192.168.0.211。

 

AtermはTAに直接接続されている。

nbtstat -AはAterm無線LANで接続しているE420から発行されている。

E420から見えるAtermIPアドレスは、192.168.0.211だが、TAから発行されているIPアドレスは192.168.0.4という事?

 

Atermは無線ルーターそのものなので、ちょっとややっこしいが、同じくTAに直接ぶらさがっているNasneで見てみると、

ワイヤレス ネットワーク接続:
ノード IP アドレス: [192.168.0.4] スコープ ID:

NetBIOS リモート コンピューター ネーム テーブル

名前 種類 状態
---------------------------------------------
NASNE-5B199A <00> 一意 登録済
NASNE-5B199A <03> 一意 登録済
NASNE-5B199A <20> 一意 登録済
..__MSBROWSE__.<01> グループ 登録済
WORKGROUP <1D> 一意 登録済
WORKGROUP <1E> グループ 登録済
WORKGROUP <00> グループ 登録済

MAC アドレス = 00-00-00-00-00-00

 

 実際に、nbtstat -A で、打ち込んでいる<NasneIPアドレス>は、192.168.0.2。

 

 Aterm無線LANでぶらさがっているE420自身は、

 

ワイヤレス ネットワーク接続:
ノード IP アドレス: [192.168.0.4] スコープ ID: []

NetBIOS リモート コンピューター ネーム テーブル

名前 種類 状態
---------------------------------------------
WORKGROUP <00> グループ 登録済
SANDY-THINK <00> 一意 登録済
SANDY-THINK <20> 一意 登録済
WORKGROUP <1E> グループ 登録済

MAC アドレス = AC-81-12-A7-5C-16

 

 実際に、nbtstat -A で、打ち込んでいる<NasneIPアドレス>は、192.168.0.4 で一致する。無線LANでぶらさがっているデバイスに対するIPを 無線LANから問い合わせているので、一致して当たり前なのだが、なんとなく理解しづらい。

 

nbstat -Aで表示される接続は以下の通り、

ローカルエリア接続

Virtual Box Host-Only Network

ワイヤレス ネットワーク接続

ワイヤレス ネットワーク接続 2

 

 これは、'コントロール パネル\ネットワークとインターネット\ネットワーク接続' で表示されているネットワーク接続に一致する。

 

 下手に解釈せずに、事実だけを確認する。

 

 とりあえず、ネットワークからみは、複雑で難解で面倒臭いという事を再確認中。古いPCと新しいPCをクロスケーブルで直接接続しデータ移行させていた頃が懐かしい。