メモリーが足りない
E420のメモリーは4GB。Windowsだけで普通に使っている分には過不足ないが、VirtualBoxを使うとなると全然足りない。メモリーはいくらあってもいい。
HDDは安くなったが、メモリーはあまり安くなっていない。現状は2GB×2でスロットを使い切っているので、増設するなら4GB×2に差し替えるしかない。非推奨だが、8GB×2でも使えない事はないらしい。貧乏性なので、取り外した2GB×2の行く末が不憫でならない。
E420のHDDが不調になった時、T480の購入を考えていた。今後5年から10年使う事を考えると、T480でWindows10に乗り換える事になるのかなと思っていた。T480もメモリースロットは2本。メモリー規格はE420のDDR3に対して、T480はDDR4で8GB×2も選べる。
E420はHDDの不調は交換で解消したが、電源の不安を抱えている。2年も使えれば上出来だと思っている。メモリーやeSATAの増設には躊躇いがある。いずれにせよバックアップ用のマシンは必要。それでT480購入の検討は続けていたのだが、CPU脆弱性の問題もあって、新型のPCを購入するのなら、インテルの対応が終わってからの方が良いのではないかという結論に至った。具体的には、Windows7のサポートが切れる2020年が目安になる。
バックアップ目的で、Windows10よりWindows7が使い易い。サポートが切れたら、FreeBSD専用マシンにしてしまおうという事なら、中古のPCで良い。以前ほどモバイル性能に拘りはないし、パフォーマンスもE420以上の性能があればよい。
ここに来て、魅力的に思えてきたのが、W530の中古。
E420は5万円しなかった安物PC。その安物PCが7年間の使用に耐えている。Sadybridgeのパフォーマンスにも不満はない。第八世代のCPUなんて恐れ多くて使えない。IvyBridgeのi7なら、SandyBridgeのi5に明確を差を感じる事ができるだろう。
W530。中古で43200~74600円。中古でも新品の安物PCが買える値段だが、安物ではない古いPC。
ディスプレイは15.6インチ。解像度は1920×1080または1600×900。元々の価格が価格だから、安物の液晶パネルは使っていないだろう。E420よりは見易いはず。
CPUはIvyBridgeのi7。
E420よりは一世代新しく、ワンランク上のCPU。Windows7最末期の製品。15インチでテンキーなし。E420でさえ使えているのだから、当時の価格で4倍したW530なら十分だろう。USB3.0が使えるのもポイントが高い。
安物でない所以は整備性の良さ。
保守部品が流通している。
日本語キーボードだが、市場には互換品の英語キーボードがまだあるし、バッテリーもある。交換用液晶パネルもAmazonで販売されている。
M2.スロットがないのは残念だが、mSATAは使える。
メモリスロットの空きが2つあり、メモリ追加で16GBになる。
光学ドライブのブルーレイへの換装や、アダプタを介してHDDへの入れ替えが可能。
Windows10をインストールしても特に問題はないはず。
4コア8スレッドのi7にGPU搭載なので、現行のi5に見劣りしない程度のパフォーマンスは期待できるだろう。
いじるのなら、E420よりいじりがいがある。
デメリットとしては、
大きく重い。
消費電力が大きい。Core-i7-3740QMのTDPは45W。
USB3.1/3.2、M2.などの最新デバイスは使えない。メモリーは一世代前。
保守部品としての冷却ファンが販売されているが77122と非常に高価。壊れたら別の中古品を購入した方が安い。
ノートPC的にも扱えるロケーションフリーなデスクトップだと思えば魅力的な選択。