W530、、、ポチッ

 中古のThinkpad W530をポチってしまった。明日か明後日到着予定。

 E420が危なかっしくて、T480の購入を検討していたのだが、Windows10にイマイチ気が乗らなかった。少なくとも現状、7から10に乗り換える積極的な理由は、2020年のサポート切れくらいしかない。未来志向ではなくなってしまったので、以前ほど新しいデバイスに興味はない。

 性能的にはE420でも問題はない。気になるのは、液晶の品質とVirtualBoxを使った時のリソース不足くらい。

 E420のHDDを交換した時、Thinkpadの整備性の良さに感心した。思わずメモリ増強とSSDの導入であと数年の延命を検討したのだが、本体電源部の不安もあるし、それならバックアップとして、E420より新しい上位の中古機を購入して、2台体制にした方がいいのではないかと思い直した。

 それで着目したのがW530。

 最初、USキーボードが使える中古のthinkpadを探したのだが、良いモノは見つからなかった。ハズレのPCを買うくらいなら、購入後、キーボードに取り替えた方がいい。

 サードパーティーも含めて、流通量が確保されていて、中古本体の価格がこなれていたのが、IvyBridgeの世代。

 Thinkpadのこの世代のキーボードは、X230 T430 T530 W530 L430 L530で共通部品になっている。この後の世代だと、15インチはテンキーがついて別部品になる。個人的にはテンキーは必要ない。

 X230 T430 T530 W530 L430 L530の中では、性能的にW530が突出している。メモリ4スロットは他にないし、CPUの設定がi7しかないというのもW530のみ。液晶の解像度も高く、画像エンジンとしてquadroまで積んでいる。

 CPUはIvyBridgeの i7 3740QM(2.7GHz)、メモリは8GB、15.6インチのFullHD。

 CPUの世代は一世代新しいし、2コアのi5に対し4コアのi7、メモリは倍増し、空きスロットがあるので、それを埋めれば更に倍増、8GBのモジュールに入れ換えれば、最大32GBまでいける。

 CPU SandyBridge i5 2410M(2.3GHz) メモリ4GBのE420に較べれば、デフォルトでも単純にパフォーマンスは倍以上になるはず。これだけでも買い増し理由としては十分。

 現行のi5搭載のT480と比較した場合、スレッド数はどちらも8スレッド。処理能力は微妙なところ。quadroがどの程度貢献してくれるかは判らないが、消費電力は現行製品が有利。実用性では、SandyBridge i5のE420が使えているのだから、使えないわけがない。メモリの搭載量については、現行製品でも32GB搭載可能なノートPCは滅多にない。

 最大の魅力は液晶。デジカメ用にある程度高品位な液晶ディスプレイが欲しかったのだが、置き場所の関係もあり、専用のディスプレイを購入するのを躊躇していた。RAW現像用のシステムだと、そこそこ高価なシステムになってしまう。本格的にやらかそうという気はさらさらないので、なんちゃってシステムとして中古を導入するのは悪い選択ではない。しょせん静止画なので、最新のシステムは必要ない。

 W530は機種によっては、カラーセンサー搭載でキャリブレーションが可能。購入した機種にこのカラーセンサーが搭載されているかどうかは不明なのだが、型番(2441-1Y2)からすれば、搭載されている可能性は高い。搭載されていないにしても、液晶は同一なので色空間の広さは期待できる。カラーセンサーは外付けの製品を買えばよい。保守パーツとして液晶パネルが流通しているのは心強い。

 型番をググっても詳細な仕様が出てこないところを見ると、法人用の型番だろう。たぶん現場で5年程度使われたリースバック品だろう。

 購入価格は送料込みで44,200円。E420の新品時の価格と同等か、少し安い程度。とはいえ、発売当時の価格で両者を比較すると5倍以上の価格差がある。

 T430なら2万円以下からあるのだが、CPUはCore i5 3320M(2.6GHz)でメモリは4GBなので、E420との間で体感差はないだろう。2万円程度の差ならW530の方がいい。

 モバイル前提なら、W530と同価格帯で、 X1 Carbon Core i5 3427U(1.8GHz) / 4GB(2GB+2GB)PC3-10600 14.0インチ / WXGA++(1600x900) が面白いが、購入後のパーツ換装が難しそうだし、耐久性が気になる。ヒンジがぐらつきは鬱陶しい。