デジカメ周辺機材としてのW530

  W530にニコンのViewNX-i & Capture NX-Dをインストールした。E420では重すぎて使えなかったので、ビュアーにはPicasaを使っていた。RAW現像の調整はE420の液晶パネルの品質では意味がなかった。

 W340(2441-1Y2)のCPUはCore i7 3740QM。ベースクロックは、2.7GHzブースト時3.7GHz。4コア8スレッド。当たり前だが、いくら重いアプリケーションソフトであっても、使えないわけがない。惜しむらくは、CPU脆弱性対応のBIOSアップデートを受け入れてしまった事。脆弱性はネットに接続している状態で顕現する問題で、オフラインなら無視し得る問題。オフラインで画像専用に使うという手はあった。

 それでも十分に実用には耐えるのだが、最新のCPUなら影響度が少なくて、Haswell以前のCPUは対応による劣化が著しいとか、Windows10なら影響は軽微だが、Windows7では影響度は大きいっていうのも、言い訳はしているようだが、都合の良すぎる話。

 旧世代のCPUのマイクロコードの書き換えとか、サポート期限切れ間近のソフトウェアのパッチにモチベーションを期待する方が無理なのだろう。

 

 GimpWindows版をインストール。24Mpixの画像でも余裕でレタッチできる。本気で使うのなら、サブディスプレイが欲しい。凝ったフィルターを使うと、それなりに待たされるが、CPUとメモリの使用率には余裕があり、リソースを使い切ってフリーズして動かないという事はない。

 

 W530はQuadro K2000Mを搭載しているが、このグラフィックエンジンの使いどころがない。2Dの静止画のレタッチ程度なら、統合グラフィックのHD Graphic 4000で十分っぽい。2GBのグラフィック専用のメモリを有効活用したいところだが、主記憶8GBでも対応できている。nviddia optimusで必要な時にK2000Mが有効化されるらしいが、ノートPCとして普通の使っている分には、今後も使う事はないだろう。身近な使い道としてはマルチウィンドウくらいか。中古PCでオーバースペックを確認できた事は、将来的な無駄な出費を防げたという事で、それなりの意味はある。

 

 RawTherapyをインストール。RT5.4、3/20にアップロードされたもので、CPU脆弱性に対応した安定版。ViewNX-i & Capture NX-Dよりも使い易そうだが重い。W530でもサクサクとはいかない。とはいってもリソース不足でフリーズしたり不安定になるという事はない。