W530日記:Delphi starter edition インストール(苦難の道)

 オンラインからのインストールは旨く行かなかった。

 ユーザー登録は問題なく、シリアル番号の記入されたメールも送られて来た。インストールが終了してからライセンスマネージャーを起動してシリアル番号を入力したのだが、ライセンスは有効化されなかった。単に手順の問題ではなく、インストールが正常に終了されなかったような気もする。この辺りはドサクサ紛れでよく判らない。

 その後、再インストールするも、bds.exeが見つからないというメッセージでそこから先に進まず。手動でアンインストールしたり、色々やってみたがダメ。

 最終的には、6GBほどあるISOイメージを数時間かけてダウンロード。中途半端にインストールされている状態からライセンスマネージャーで、既存のライセンスを削除し、プログラムをアンインストール。その残滓のフォルダを手動で削除。レジストリはCCleanerでFix。なるべくクリーンな状態に戻し、その後ダウンロードしたISOイメージからインストール。

 インストール後、IDEが開いたので、ライセンスマネージャーを起動して、シリアル番号を入力して、Starterバージョンとしてユーザー登録されている事を確認した。

 無料だから仕方がないといえばそれまでだが、インストールするだけで、そこそこのストレスを感じた。

 TurboPascalは業務用というより、個人ユースを狙ったもので、そんなに高価ではなかった。ユーザーは多かったので、不明な点もBBSとかメーリングリストで的確な情報が得られた。

 Borlandの頃の個人向けのパッケージは6万円弱で購入したように覚えている。プログラムを書いてそれを売ろうという気持ちは更々ないのだが、当時の感覚では、その程度の価値は十分あると思っていた。

 たぶん、今回インストールしたStarter editionは当時の個人向けパッケージより複雑で大規模で現代風で開発費用も掛かっていると思う。が、それを趣味の為に5~6万円を出費して入手しようとは思わない。そういう時代になってしまったとしか言いようがない。

 無料で使える開発システムとしては、Java+eclipseの方が情報は多いし何かと多用途に使える。単にロジックが動くのを趣味的に楽しむだけならEmacsLispの方が気軽だ。今更Delphi/Lazarusをインストールしたのは、やはり懐かしさで、せっかく無料で試せるのなら試してみようといったところ。

 今更のObjectivePascalだが、メリットとしては、他の言語に較べて。シンプルにオブジェクト指向的なプログラムを書く事できるというのがあると、勝手に思っている。素人としての自分にはオブジェクト指向ありきの言語にはついていけないし、意識して制限的な記述をしなければオブジェクト指向を実現できないような言語も困る。ObjectivePascal辺りがちょうど良い。

 

 Delphiインストールにあたって、CCleanerとDaemon tool liteをインストールした。一応、CCleanerとDaemon tool liteインストール後、chkdsk /Fに問題があるかどうか試してみたが、問題はなかった。Daemon tool liteインストール後、気のせいかもしれないが、Windowsの起動が少しばかり遅くなった。ドライバとしての負担は大きそうなので、常用しないようならアンイストールする。

 あと、CCleanerと一緒にAvastがインストールされてしまった。MS Secrity Essentialsがあるので、必要ないと言えば必要ないのだが、2020年以降、役に立ってくれる可能性はある。二重チェックは無意味だが、しばらく様子見する。