マルチパラダイム下での選択と集中?

 FreeBSDの走る仮想環境、それとは別に複数の開発システム(Lazarus, Delphi, Visual Studio, Eclipse)。更にWindows10への移行。ぼちぼち進めようとは思っているが、これらを同時に進めるのは、我ながら馬鹿げていると思う。Windows10以外は、いずれも初見ではなくて、以前または昔、もしくは大昔触った事があるというのは気休めでしかない。ほとんどが記憶の靄々の彼方にある。更に個々のシステムはモデファイされ昔の面影はない。

 幸いな事にEmacsのルックアンドフィールは変わっていない。たぶん、あと10年や20年では大きく変わる事はないだろう。変わるのなら既に変わっているはずだ。だからEmacsのスキルは大切にする。

 それでは何故、今更最新の開発システムなのかという理由なのだが、シンプルに好奇心だ。もともと自分にとってのコンピュータは高価な玩具という位置づけから始まった。プログラミングに興味を持ったのも、仕事の為に仕方なくではなく、好奇心を満たす遊びの一環として始まった。業務としてサーバーの開発や維持管理に関わった事もあったが、これは成り行きで、自分としては玩具としてのコンピュータの延長として見ていた部分は否めない。

 仕事としてのコンピュータは興味深い部分もつまらない部分も多かった。ただIT企業の従業員としてコンピュータに関わる事がなかったのは幸運だったかもしれない。

 今一周して、コンピュータを玩具に戻す。玩具としてのコンピュータならコンソールベースのFreeBSDEmacsで良いと思っていたのだが、コンソール画面ならDOSが登場した頃から見ている。サーバーの維持管理をしている時も、Linuxマシンのコンソール画面を睨んでいた。玩具として極めたとはとても言えないのだが、ちょっと見飽きた感じがしないでもない。

 プログラミングするのなら、グラフィックな画面がパカパカ動くのが動作した時、たぶん楽しい。それはそれで飽きるのも早いし、パカパカ動く派手なアプリほどドキュメントの整備が面倒になり維持が難しくなるというのは判っているのだが、まぁ面白ければそれでいい。

 それで棲み分けだが、EmacsはOrg-modeで日記をつける。FreeBSD環境を自分で理解し把握できる範囲で整備していく。

 Lazarus/Delphiは、昔の感覚を取り戻す為に、PascalによるプログラミングとObject Pascalによるオブジェクト指向の再学習。Lazarus/fpcはFreeBSD上でも試して見る。

 Visual StudioC#でマルチメディア系の簡単なアプリの作成。フォトビュアーを当面の目標にする。

 EclipseTomcatを導入してPrivateなWebアプリの作成でもしてみるか。

 これくらいなら、なんとか実現できるだろう。その後の事は、その後で考える事にする。

 これは「遊び」なので、急がずにのんびり進める。