使わないハードウェアを導入しない

 日常的に使うものなら邪魔にはならない。

 使わなければ邪魔だから、どこに仕舞いこむ。思い出して使おうと思った頃には時代遅れになっていたり、使い方が判らなくなっていて、最終的にはただのゴミが場所塞ぎになる。

 そんな悲劇は繰り返したくない。

 FreeBSDが走るマシンが欲しいのだが、中途半端なものを組み立ててしまうと、またゴミが増える事になる。もう押入れに古コンピュータを仕舞いこむ余裕はない。

 仮想環境上のFreeBSDでもEmacsくらいは使える。仮想OSなら場所塞ぎにならない。仮想OSを使い込んでから、現実のマシンを組んでも遅くない。

 それまで、ハードウェアの構想は妄想で楽しもう。妄想ならSSDRAID-Zを組んで、CPUは低消費電力のXEON、メモリーECC付きで64GB、配下のネットワークにディスクレスの小型マシンをぶら下げて、動的にネットワークブートさせて分散処理を実行なんて好き勝手な事を思考実験ができる。

 仮想/現実を問わず、まずは慣れるまで、日常的に使い込む事が重要。前回は日常を超えて集中し過ぎて、非日常に突入し、日常に戻った瞬間にいろいろ記憶が飛んでしまった。それを見越してログを念入りに書いたつもりだったが、非日常の念入りなログは可読性に難があった。その時の本人はなるべく判り易く書いたつもりなのだが、極めて狭視野・近視眼的になっていたので、その時重要と感じた事が必ずしも重要ではなく、逆に肝心な事が自明の事として省略されていたりする。結果、無駄に冗長で読み解くのが苦痛。読んでいると腹が立ってくるのだが、その怒りの持って行き場所を考えると悲しみがこみ上げてくる。

 しかしまぁ、現実のハードウェアで試す前に、仮想環境で試せるのなら、それに越した事はないという判断は間違っていなかった。仮想環境だったから、この程度で済んでいたので、これがリアルだったら、もっと悲しい思いをしていたに違いない。

 という事で、前回のVirtualBoxでの試みについて、方向性は間違えてはいなかったが、突入速度を間違えたという事に結論づける。

 もう一度ソフトランディングを目指して再突入してみる必要がある。

 復活したE420に愛着が出てきてしまったというのもある。mSATAにFreeBSDを仕込んでデュアルブートさせるという方法もある。USキーボードを購入時に選択したというのも、その狙いがあったからだ。