伝統的なファイルシステムのパーティションを作成する
ハンドブックによれば、
伝統的なパーティションレイアウト (
/
,/var
,/tmp
および/usr
ディレクトリが各パーティションの別のファイルシステム) を作成するには、 GPT パーティションスキームを作成し、 その後、示されているようにパーティションを作成してください。 示されているパーティションサイズは 20G のディスク用です。 ディスクにより多くの容量があれば、swap または/var
パーティションを大きく取ると良いでしょう。 ここで示されているラベルには、example
を意味するex
が付けられていますが、 実際には上で説明したように、 これとは別のユニークなラベルをつけてください。FreeBSD の
gptboot
は、 デフォルトでは最初に見つかった UFS パーティションが、/
パーティションであることを前提としています。
パーティションタイプ サイズ マウントポイント ラベル freebsd-boot
512K
〓 〓 freebsd-ufs
2G
/
exrootfs
freebsd-swap
4G
〓 exswap
freebsd-ufs
2G
/var
exvarfs
freebsd-ufs
1G
/tmp
extmpfs
freebsd-ufs
デフォルト (ディスクの残りのすべての容量) /usr
exusrfs
という事なので、この通りに作ってみよう。
コンピュータの名前も、今迄使っていた名前をやめて一新する。
面倒だから、FBSD1STでいい。ラベルの接頭辞はFBSD1でいい。
10GBの仮想ディスクを2つ用意して、片方は/usbに占有させる。
VirtualBoxの設定でハードウェアクロックをUTCにする。これJTCでも時間は狂わないはず。
インストールはどこかでミスをすると、思いも寄らないところで不具合が出てくる。派手なエラーだと判り易いが、微妙なミスだと不具合も微妙になり、原因究明が難しくなる。
セキュリティー関係以外はNTPDも含めて、すべてにチェックを入れてインストール。ストレージに余裕があるから、入るものは入れておく。
インストール終了前の最後のシェルの操作で、rc.conf から ntpdをコメントアウト、freebsd-update fetch, freebsd-update install, pkg update を実行。
/etc/groupを編集してmuhをwheelに加える。
exit して reboot
仮想ドライブから、ISOイメージをデタッチして、ヘッドレス起動
RLoginからmuhで接続して、su
root@FBSD1ST:/home/muh # df -H
Filesystem Size Used Avail Capacity Mounted on
/dev/ada0p2 2.1G 175M 1.7G 9% /
devfs 1.0k 1.0k 0B 100% /dev
/dev/ada0p4 2.1G 234M 1.7G 12% /var
/dev/ada0p5 1.0G 8.4M 948M 1% /tmp
/dev/ada1p1 10G 3.1G 6.4G 33% /usr
root@FBSD1ST:/home/muh # gpart show
=> 40 20971440 ada0 GPT (10G)
40 1024 1 freebsd-boot (512K)
1064 4194304 2 freebsd-ufs (2.0G)
4195368 8388608 3 freebsd-swap (4.0G)
12583976 4194304 4 freebsd-ufs (2.0G)
16778280 2097152 5 freebsd-ufs (1.0G)
18875432 2096048 - free - (1.0G)=> 40 20971440 ada1 GPT (10G)
40 20971439 1 freebsd-ufs (10G)
20971479 1 - free - (512B)root@FBSD1ST:/home/muh # date
Tue Mar 20 22:38:08 JST 2018
一応成功したはず。
shutdown -p now で電源を落として、ここでVirtualBoxからクローンを作っておく。
結構時間がかかると思ったが、ある程度進むと、あっけなく終わる。「FBSD1STのクローン」の出来上がり。これで弄り倒して壊れても大丈夫。
パーティションを切ったりマウントしたりすると、仮想マシンでもコンピュータをいじっている気になれて面白い。(うまくいけばだけど、、)
「FBSD1STのクローン」はこの状態で手を入れず温存する。
以下の作業は「FBSD1STのクローン」には反映されない。
bsdconfigが良く判らない。日本語のドキュメントがインストールできるようなので試してみたが、OKしても何も起こらない。(bsdconfigは以前のsysintall)
その後、fetch でトラブル。考えても判らない時には、とりあえず寝る。