伝統的なファイルシステムのパーティションを作成する

ハンドブックによれば、

例2.1 伝統的なファイルシステムパーティションを作成する。

伝統的なパーティションレイアウト (//var/tmp および /usr ディレクトリが各パーティションの別のファイルシステム) を作成するには、 GPT パーティションスキームを作成し、 その後、示されているようにパーティションを作成してください。 示されているパーティションサイズは 20G のディスク用です。 ディスクにより多くの容量があれば、swap または /var パーティションを大きく取ると良いでしょう。 ここで示されているラベルには、 example を意味する ex が付けられていますが、 実際には上で説明したように、 これとは別のユニークなラベルをつけてください。

FreeBSD の gptboot は、 デフォルトでは最初に見つかった UFS パーティションが、 / パーティションであることを前提としています。

パーティションタイプ サイズ マウントポイント ラベル
freebsd-boot 512K
freebsd-ufs 2G / exrootfs
freebsd-swap 4G exswap
freebsd-ufs 2G /var exvarfs
freebsd-ufs 1G /tmp extmpfs
freebsd-ufs デフォルト (ディスクの残りのすべての容量) /usr exusrfs

 という事なので、この通りに作ってみよう。

 コンピュータの名前も、今迄使っていた名前をやめて一新する。

 面倒だから、FBSD1STでいい。ラベルの接頭辞はFBSD1でいい。

 10GBの仮想ディスクを2つ用意して、片方は/usbに占有させる。

 

 VirtualBoxの設定でハードウェアクロックをUTCにする。これJTCでも時間は狂わないはず。

 

 インストールはどこかでミスをすると、思いも寄らないところで不具合が出てくる。派手なエラーだと判り易いが、微妙なミスだと不具合も微妙になり、原因究明が難しくなる。

 セキュリティー関係以外はNTPDも含めて、すべてにチェックを入れてインストール。ストレージに余裕があるから、入るものは入れておく。

 インストール終了前の最後のシェルの操作で、rc.conf から ntpdをコメントアウトfreebsd-update fetch, freebsd-update install,  pkg update を実行。

/etc/groupを編集してmuhをwheelに加える。

exit して reboot

仮想ドライブから、ISOイメージをデタッチして、ヘッドレス起動

RLoginからmuhで接続して、su

root@FBSD1ST:/home/muh # df -H
Filesystem Size Used Avail Capacity Mounted on
/dev/ada0p2 2.1G 175M 1.7G 9% /
devfs 1.0k 1.0k 0B 100% /dev
/dev/ada0p4 2.1G 234M 1.7G 12% /var
/dev/ada0p5 1.0G 8.4M 948M 1% /tmp
/dev/ada1p1 10G 3.1G 6.4G 33% /usr
root@FBSD1ST:/home/muh # gpart show
=> 40 20971440 ada0 GPT (10G)
40 1024 1 freebsd-boot (512K)
1064 4194304 2 freebsd-ufs (2.0G)
4195368 8388608 3 freebsd-swap (4.0G)
12583976 4194304 4 freebsd-ufs (2.0G)
16778280 2097152 5 freebsd-ufs (1.0G)
18875432 2096048 - free - (1.0G)

=> 40 20971440 ada1 GPT (10G)
40 20971439 1 freebsd-ufs (10G)
20971479 1 - free - (512B)

root@FBSD1ST:/home/muh # date
Tue Mar 20 22:38:08 JST 2018

 一応成功したはず。

 shutdown -p now で電源を落として、ここでVirtualBoxからクローンを作っておく。

 結構時間がかかると思ったが、ある程度進むと、あっけなく終わる。「FBSD1STのクローン」の出来上がり。これで弄り倒して壊れても大丈夫。

 パーティションを切ったりマウントしたりすると、仮想マシンでもコンピュータをいじっている気になれて面白い。(うまくいけばだけど、、)

「FBSD1STのクローン」はこの状態で手を入れず温存する。

以下の作業は「FBSD1STのクローン」には反映されない。 

 bsdconfigが良く判らない。日本語のドキュメントがインストールできるようなので試してみたが、OKしても何も起こらない。(bsdconfigは以前のsysintall)

 

  その後、fetch でトラブル。考えても判らない時には、とりあえず寝る。