ネットワークを改めて考えると頭がこんぐらがってくる
混乱しない為に、レイヤーに沿っての理解が必要なんだろうけど、抽象的な理解には、理屈が判っても使い道が判らないとか、それなりの難しさがある。
具体的な現場での個別の対応は経験と慣れがモノを言うのだけど、それを一般化して全体像を俯瞰しようとすると、途端に難しくなる。
今こんぐらがっているのは、IPアドレスとホスト名。
例えば、、
localhost というホスト名は良く使う。今使っているホストをネット越しに呼び出す場合は'localhost'でいい。'localhost'は特別なホスト名でlocalhostのIPアドレスは127.0.0.1に紐付けられている。127.0.0.1も自身に対する特別なIPアドレス。
IPアドレスはPCに割り振られているわけではなく、PCにインストールされているNiC(ネットワークインタフェースカード)に振られるが、localhostは上位の抽象的なレイヤーに属するループバックデバイスである。
自分が属するネットワークのアドレスは、192.168.0.xxx。
ネットワークの外に出て行く時はブリッジを使ってグローバルなIPアドレスが振られる。
あとはNATとかIPマスカレードとかサブネットマスクとか、、、。
この辺の設定はルーターが行う。これが複雑で面倒臭い。
だからこそ、コンシューマー用のサービスに事前に設定された機材が貸与されるのが一般的になっている。
NetBIOSとかWINSとかが、どこに関わっているのか判らない。
DHCPを使わなければ、IPアドレスは決め打ちして、ホスト名はhostsでIPアドレスと紐付ければよい。
これが一番シンプルで確実なのは判っているのだが、なるべくオーソドックスな方法で解決したい。だがもしかしたら、オーソドックスな方法なんかないのかもしれない。
インターネットとネットワークとどっちが先かというと、これはネットワークが先にあって、ネットワークを間の通信という意味で、"The Internets" という概念が生まれた。ただ、インターネット誕生前のネットワークについては詳しくない。また、ネットを漁ってもインターネット以前のネットワークに関する詳細な情報はあまり見つからない。
コンピュータにネットワークがつきものになったのは、ここ20年のくらいのもので、それ以前のPCはシングルタスクで通信の為の仕組みといえば、RS232Cくらいしかなかった。(そういえば、退職した勤務先の古い会議室の壁にRS232Cのケーブルが這っていたのを発見してちょっとびっくりした。)
草の根BBSが流行っていたが、サーバーは固定電話を並べ、電話の数しか同時ログインできないという仕様。サーバーもDOSで割り込みを使って処理していたのだろうと思う。NiftySearveのサーバーだって初期の頃はMC68000で動いていたらしい。
ネットが一般的になってから、クロスケーブルを使ってPCのデータを転送した事があるのを覚えてはいるが、どうやってやったかは細かい事は覚えていない。昔はセキュリティの設定も適当だった。
思い出したり調べ直したりしていると、頭が痛くなってきた。